はらぺこあおむしの風刺漫画、はらぺこIOC(はらぺこアイオーシー)で、版元の偕成社が激怒していることが話題です。
出版社が激怒するってよっぽどの事があったと思われるのですが、一体何があったのか調べてみました。
はらぺこあおむし風刺漫画(はらぺこIOC)に偕成社が激怒!
当該風刺漫画がこれなんだけど、確かに版元がブチ切れたくなるのもわかる。
風刺漫画のあり方について | 偕成社 | 児童書出版社 https://t.co/KA1HqWoq6Jhttps://t.co/KA1HqWoq6J pic.twitter.com/Z95LwtCl00
— ワイバーン (@wyvern_from8sq) June 9, 2021
・エリック・カールさんを偲んで「はらぺこIOC~食べまくる物語~」というタイトルになっている。
・はらぺこあおむしになっている、オリンピック委員会(IOC)の会長であるトーマス・バッハさんが大きく描かれている。
・、国際オリンピック委員会(IOC)副会長のジョン・コーツさんと、国際オリンピック委員会(IOC)のディック・パウンドさんもはらぺこあおむしになっていて、二人が赤いリンゴを食べている姿が描かれている。
・菅義偉内閣総理大臣が「犠牲が必要?!」と言いながらリンゴの木に水をあげている。
・そのリンゴの木から落ちてきた3個のリンゴの実はかじられていて、それぞれ「放」「映」「権」と書かれている、
・過去には、「経世済民術(けいせいさいみんじゅつ)」の「済民術」は「催眠術」と掛けているのでは?という話もある
この漫画を見た時、あまりのインパクトに、パソコン画面の前でおもわず吹き出して笑ってしまいました。
しばらく笑いが収まりませんでした。
この風刺漫画は、2021年5月にお亡くなりになった、はらぺこあおむしの絵本作家であるエリック・カールさんを偲び、「よこたしぎ」さんという方が作成した絵です。
はらぺこあおむしの風刺漫画「はらぺこIOC~食べまくる物語~」が6月5日の毎日新聞朝刊の「経世済民術」で掲載されていたそうで、それを目にしたはらぺこあおむしの絵本の出版会社が、物語の内容を理解せずに勝手にはらぺこあおむしのキャラクターを使われたと、激怒して抗議の声をあげています。
「風刺漫画のあり方」で話題の偕成社さんのホームページ、かなり重たくなってて何度かチャレンジしてようやく開けた。すっごい冷静だけどかなり怒ってて思ったよりボロクソだったけど正論だよな。風刺画としてただでさえセンスないのに、作者を「偲んで」これを描いているというのがまたね… pic.twitter.com/MzmTnJyTJO
— ふーか (@fuka177) June 9, 2021
私も偕成社さんのHPを開いてみようと試みたのですが、サーバーがダウンしていた開けませんでした。
世間の反応
風刺の内容はともかく、致命的にセンスとリスペクトがない。
— ワイバーン (@wyvern_from8sq) June 9, 2021
作者さんの扱い方はもちろん何だはらぺこIOCって。とりあえずテキトーだけどイン踏めた?って喜んでる小学生並だよな。
— いべくん (@bpksTZuClrhTcme) June 9, 2021
『はらぺこあおむし』の健康的な食欲に『はらぺこIOC』の金銭的な欲望を重ねることで「IOCさん食欲あるね、楽しいね」という皮肉になっていて成立していると思うが。
結末についても「美しい蝶になりました」と言いながら、見た目醜いモンスターの絵だったら、なかなか痛烈な感じになると思うけど。
— Savi Asagi (@SaviAsagi) June 9, 2021
この絵の衝撃や皮肉度がすごすぎて、エリック・カールさんを偲ぶ気持ちは大事にしたいのですが、個人的には笑いの方が勝ってしまいました。
まとめ
個人的には、核心をついている感じがして非常に面白い絵だと思いました。
しかし、はらぺこあおむしの出版社さんからすると、勝手にはらぺこあおむしの絵を使われ、更にマイナスとも取れるイメージを助長するような漫画に使われてしまったことに怒っているのかな?と思いました。