南杏子さんってご存知ですか?
小説家と内科医の二足のワラジを履く方です。
小説家としては2016年に「サイレント・ブレス」でデビュー。
内科医としては終末期医療専門病院に勤務しています。
これだけ聞くとすごくエリートな方だと思われるかもしれません。
ところが挫折や波乱に満ちた人生のようです。気になりますよね?
なので今回は南杏子さんについて調査してみました。
南杏子さんてどんな人?
NHK総合TV5月14日(金)
『あさイチ』
プレミアムトークゲスト
医師で作家の「南杏子」さん吉永小百合主演話題映画
「いのちの停車場」原作の南杏子さんがTV初出演!挫折波乱に満ちたユニーク人生。30代で子育てしつつ医学勉強励み55歳小説家デビューのチャレンジ満載人生https://t.co/d3jkm9VZ2W— フォーチュンクッキーマン (@1045suwa) May 9, 2021
1961年徳島県生まれ。家政科の大学を卒業後、編集の仕事や海外滞在を経て、30代で子育てをしながら必要にかられて医学を学び、医師になります。
そして、55歳で小説家デビューしたという、チャレンジ満載の経歴を持つ南杏子さん。
代表作、「いのちの停車場」は映画化もされています。
それだけ聞くと何もかも自分の思い通りになって、すごい人!と思われるかもしれません。
どんな生き方をしてきたのでしょうか?
南杏子さんの夫、家族は?
大学卒業後、25歳で結婚した南杏子さん。
その後、夫の転勤に伴って北海道、更にはイギリスへ渡ることになり、
滞在先のイギリスで1992年に長女を出産しています。
その時に医学を学ぶようになります。
その後、夫に伴って通い始めた小説教室で執筆にはまり、作家への道を切り開きます。
こんなふうに、常にきっかけを与えてくれた夫、いい夫婦関係なんでしょうね。
ちなみに、28歳を迎える2020年の2月に医学部を卒業した娘さんも小説を書くようになったそうです。やっぱり親子ですね。
大学の時に東京の祖父母宅へ上京し、10年間寝たきりの祖父の介護をしていたそうです。
その時の経験が後にデビュー作の元になっています。
南杏子さんの高校
南杏子さんの高校についての情報は現時点ではありませんでしたが調べてみたところ、
父親の仕事の関係で、中学生から高校生にかけては、兵庫県西宮市に住んでいたそうです。
兵庫県の高校の可能性が高いですね。
南杏子さんの大学
南杏子さんは大学は、日本女子大学 家政学部 被服学科を卒業されています。
結婚出産後に医者を目指して東海大学医学部に学士編入をされています。
出産後という事なので、お子さんをそだてながら、医学部へ・・と言う事ですよね、
本当にすごい方ですね。
南杏子さんの医院(勤務先)
南杏子さんの勤務する医院は、慶友病院で内科医として勤務されている事がわかりました。
慶友病院が経営する2つの病院の一つ青梅慶友病院で勤務されています。
南杏子さんの本は?
ここからは南杏子さんのもう一足のワラジ、作家として今までに発表している本を紹介していきますね。
どの作品も女性医師が主人公ですが、様々な医療問題を扱っています。
サイレント・ブレス 看取りのカルテ
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デビュー作は2016年発表の「サイレント・ブレス 看取りのカルテ」です。
南杏子さん自身が大学時代に寝たきりの祖父を介護し、家で看取った体験や医師としてたくさんの死を見届けた体験がもとになっています。
訪問クリニックを舞台に終末期医療のあり方を問う医療ミステリーです。
ディア・ペイシェント 絆のカルテ
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「ディア・ペイシェント 絆のカルテ」2018年
クレーム集中病院で若き女性医師を狙うモンスター・ペイシェント。
どうすれば患者とわかり合えるのか?
一人の医師の成長を綴る感涙長編です。
NHKでドラマ化されました。
ブラックウェルに憧れて
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「ブラックウェルに憧れて」2020年7月
医学部不正入試と過酷な医療現場。
真摯に医療の道を歩む5人の女性医師たちの涙と希望。
秘められた真実とは?切実な人間ドラマです。
「ブラックウェル」とは世界で初めて医師の資格を取得したイギリス人女性の苗字です。
いのちの停車場
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そして映画化された、「いのちの停車場」2020年5月です。
「停車場」は「天国行きの電車を待つ場所」というイメージで、人生の終末期を迎えたときに「停車場」が心安らかな場所であって欲しいという思いが込められています。
終末期医療における延命治療への疑問と、積極的安楽死の選択に向き合う医師、患者、その家族を描いた医療ヒューマンドラマです。主人公は医師と患者の家族を兼ねてます。
正解のないラストは自分の人生の終え方を考えるきっかけになるでしょう。
南杏子さんの小説の評判は?
#いのちの停車場
映画で観ようと思ってたけど、宣言延長でTOHOシネマ休業だし💦
南杏子さんの原作で読みました。
在宅での終末期医療、とくに積極的安楽死がテーマ。
自分は家族の苦しむ姿に耐えられるか?
かと言って、家族の積極的安楽死を受け入れられるか?そして、なぜそれを国家が裁くのか?— bun (@44lovinson) May 11, 2021
#読了#サイレントブレス#南杏子 #幻冬舎文庫#2016年刊行
現役医師で小説家/南杏子先生のデビュー作。
終末期医療専門病院の内科医だけあって、人生の最後を迎える患者や家族の状況がリアルに描かれている。
両親が亡くなった当時の様子が甦り、読みながら嗚咽を抑えられなかった。感涙の一冊。 pic.twitter.com/4nG2KPcLTe— 🍓そよ風@わきまえない女🍓 (@j27DRi4UbsQvEyD) February 5, 2021
編集の仕事を経て、結婚、夫に伴って海外移住、出産、医学への道、更には小説家デビューと四半世紀に渡り、女性としても人間としても多くの経験をしてきた南杏子さん。
そんな南杏子さんの小説をぜひ読んでみたいです。
南杏子さんの作品とは知らずにドラマ化された「ディア・ペイシェント 絆のカルテ」は見てました。「いのちの停車場」も見たいです。
まとめ
今回は小説家と内科医の二足のワラジを履く方、南杏子さんの人物像を紹介させていただきました。
今の日本にとって老齢化に伴い必要不可欠な医療問題に医師として向き合い、小説家として社会に伝えてくれる南杏子さん。
これだけで波乱に満ちた人生も報われると思います。
https://savethecinema.jp/03/2226/
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