2021年7月3日に静岡県熱海市伊豆山で発生した土石流を伴う土砂崩れですが、2日が経過した5日現在4名の方が亡くなっており、80人の安否が不明となっています。
時間の経過とともに、今回の熱海の土砂崩れですが、伊豆山メガソーラー事業との関係が報じられるようになってきました。
この伊豆山メガソーラー事業会社はハンファエナジージャパン株式会社であることがわかっています。
ただ、今回の土砂崩れでソーラーパネル設置場所が崩れたのではなく、盛土された部分が総崩れということで伊豆山メガソーラー事業とは関係ないのではとも言われましたが、ここにきて関係がある可能性が出てきました。
伊豆山メガソーラー事業会社はハンファエナジー?
伊豆山メガソーラー事業の正式名称は「伊豆高原メガソーラーパーク発電所建設工事」です。
伊豆山メガソーラー(やらかす前) pic.twitter.com/yvC50WuEQx
— manta (@manta15664599) July 3, 2021
そして、この事業の事業会社の名称は「伊豆メガソーラーパーク合同会社」です。
会社名に「ハンファエナジージャパン」は登場していません。
しかし、職務執行社員と代表社員の部分が注目です。
この欄にはしっかりと「ハンファエナジージャパン株式会社」と書かれており、職務執行者には朴聖龍という名前が書かれています。
熱海 伊豆山 メガソーラー 工事業者らしい… pic.twitter.com/dQU1BvfscH
— 皇メラミコト777 (@SzcmSffzgjvNNZ5) July 3, 2021
ただ、今回熱海で発生した土砂崩れは伊豆山メガソーラー事業によって作られたソーラーパネル設置場所とは数百メートル離れていると言われています。
これだけの距離が離れていると無理やり関係があると結び付けるのには無理が出てきます。
なぜなら、今回の土砂崩れはソーラーパネルの設置が問題なのではなく、「盛土」が問題とされているからです。
土砂崩れによって流れ出た土石流は盛土部分が流れ出たことで発生したことは間違いないようです。
だったら、この盛土を誰が何のために行ったのかが重要となりますし、現在の管理者は誰なのかも調査する必要が出てきます。
熱海の盛土を行った会社と目的がわかった!
土砂崩れで流れた盛土ですが、今から15年ほど前に小田原市の会社が宅地造成を目的に行ったとのことです。
7月4日に開催された川勝平太知事による記者会見で明らかにされました。
10分過ぎからが対象となる部分です。
この記者会見では、今回の土砂崩れ発生場所の盛土は15年前に宅地造成のために行われたものの事業会社が資金ショートを起こしたことで手放したとのことです。
そして、ここからが重要なのですが、その後についてはメガソーラー建設予定会社が宅地造成部分の管理を請け負ったとのことです。
これはすごく重要事項なのではないでしょうか?
熱海の土砂崩れとメガソーラー事業は直接関係はないようです。
しかし、盛土部分の管理会社がメガソーラー事業会社と同じであれば、話は別になってきます。
伊豆山メガソーラー事業会社、すなわちハンファエナジーに管理責任が問われる可能性が出てきました。
まとめ
熱海で発生した土砂崩れの土石流は盛土部分が流れ出た可能性が高いもの、盛土を行った企業については好評されていません。
本日の静岡県川勝平太知事の記者会見中に、盛土を行った理由が宅地造成であったことや、事業会社は既に資金ショートを理由に亡くなっていることが明らかになりました。
そして、盛土部分の管理はメガソーラー建設予定会社が行うことになったことも明らかになりました。
伊豆山メガソーラー事業者と熱海盛土管理会社は同じハンファエナジーということになります。
今後、どのような展開になっていくのでしょうか?