これから値上げする商品、値上がりした商品はなに?主婦の節約術は?

5月20日に発表された4月の消費者物価指数は、前年同月比で2.1%上昇しました(除く生鮮食料品)。前回2%を超えたのは、消費税の増税の影響があった2015年3月の時の2.2%ですので、なんと7年1カ月ぶりの出来事です。生活に影響の多い品目が値上げしています。今回はこれから値上げする商品、値上がりした商品はなにか。そして主婦の節約術を調査しました。

これから値上げをする商品

伊藤園(7月1日出荷分より)

7月1日出荷分より茶葉製品や紙パック飲料製品など131品。
・香りひろがるお茶 緑茶/ティーバッグ製品など55品目  5〜12%
・充実野菜 緑黄色野菜ミックス/200ml紙パック製品など42品目 10%
・1日分の野菜/190gペットボトルまたは缶製品など21品目 4〜8%
・缶コーヒー製品 9品目 6〜9%
・輸入ミネラルウォーター(エビアンなど)5品目 12〜15%
10月1日出荷分からリーフ製品(包装茶)24品目。
価格改定の対象は総計155品目。

サントリー(10月1日から)

「天然水」や「伊右衛門」など、2リットルから280ミリリットルまでのペットボトルやボトル缶商品165品目。値上げ幅は、希望小売価格の6%から20%で、1本あたりおよそ20円。自動販売機で160円の商品は180円に。

アサヒビール(10月から)

「スーパードライ」などのビールや缶チューハイの店頭価格を6~10%引き上げ

ダイソー

100円ショップの約4割を今年度300円ショップへ移行を発表

スシロー(10月より)

創業以来38年間守ってきた1皿100円(税抜き)を終了。税込み120円へ

5月に値上げした商品

コカ・コーラ

1.5Lや2Lの大型PETボトル製品

カルビー

5月よりじゃがりこサラダbitsの内容量が減量。38g→36g。実質的に値上げ

明治

レトルトカレー6.5%~7.7%、チョコレート・グミなど3%~11%

キッコーマン(デルモンテブランド含む)

・デルモンテトマト調味料(トマトケチャップ、トマトソースなど39品目)3~10%
・デルモンテ飲料(トマトジュース、野菜ジュースなど22品目)5~10%
・デルモンテおろしシリーズ(おろしりんご、おろしバナナなど8品目)6~7%
・キッコーマンソース(ウスターソース、中濃ソース、とんかつソースなど4品目)6%

値上がりした商品

エネルギー関連 19.1%

電気代21%、ガソリン15.7%。

食料品関係 2.6%

食パン8.9%、ハンバーガー6.7%、レトルトカレー16.5%、食用油36.5%

生鮮食品関係 12.2%

たまねぎ98.2%、キャベツ49%、さけ19%

建築関係

主要建材のH形鋼は5割上昇、木造住宅用の柱9割上昇(共に3月末までの15カ月間)

主婦の節約術

主婦の節約術には学ぶ点が多いので、今回あらためて食べ物関係を中心に調査しました。

毎日買い物するよりまとめ買い

買い物はある程度まとめて、買い物回数を減らす方が、出費を抑えられ時短にもなる。また、毎日の買い物は、時間と手間と意外と体力消耗するという声がありました。

1週間の献立を決めておく

献立をあらかじめ決めておくことで、買うものと不要なものが明確になります。また、買い物の回数も減らせます。

調理済み食品を買う回数を減らす

冷凍食品やお惣菜、加工肉など、調理済みの食材は人件費や調理費がかかっているため、野菜やお肉といった食材を購入するよりも高くなるので買う回数を減らす。

アルコールを購入する回数を減らす

食費のなかでもアルコールは高額な商品。缶ビール1本260円を夕食後毎日飲んでいると260×30で7,800円かかります。

外食を減らす

4人家族でひとり1000円程度の注文をした場合、1回の外食で4000円。
食費予算が4万円の場合、1回の外食で1割を使うことになります。

交通費の節約

出かける時は歩や自転車を活用する。

コンビニや自販機の利用を減らす

コンビニや自販機は定価設定が多く、スーパーやドラッグストアなどでの購入時より高くなる場合が多いです。また、コンビニで買い物するときは、できるだけレジに直行して、回遊して無駄な買い物をしないように注意。

お金をかけずにレジャーを楽しむ

大きめの公園は無料。自治体が運営している児童館や図書館を利用する。遠出をしたい場合は、工場見学や無料のテーマパークなどを探す。

美容院へ行く回数を減らす

月1回から2~3ヶ月に1回など

まとめ

食品やエネルギー価格が上昇し、家計を直撃しています。
人の生活に影響のある値上げなのに、日本人の大半の人のお給料は上昇が見込めないと言われています。我々ができる対策は無いのか。そこで、節約術に長けている主婦の方々の節約術を調査してみました。現代は年齢を問わず男女ともに一人暮らし世帯も多いですし、主婦だけに頼っているのでは価格上昇に対応しきれない状況かもしれません。人類皆の智慧で乗り切りたいですね。