サンドラッグ会長の才津達郎が辞任(退任)した理由は?年収や経歴も!

才津達郎

大手ドラッグストアであるサンドラッグ。

会長である才津達郎氏が辞任していました。

一体何があったのか?辞任理由は何だったのか?

才津達郎氏の年収や経歴も合わせてお伝えしていきます!

サンドラッグ会長才津達郎の辞任(退任)理由は?

才津達郎氏の辞任理由は『一身上の都合』と公表されています。

才津氏は現在73歳。

何かのケガや病気などであれば「健康上の理由」などど公表されるところですが、身体上の問題ではなさそうです。

才津氏は、サンドラッグ創業者である多田幸正氏(故人)から商才を認められ、『(サンドラッグの)株は渡さないけれど、会社(の経営権)はやる』と伝えられ、サンドラッグの経営を行っておりました。

かなりのやり手であり、実際に1994年~2013年の20年近く社長を務め、社長在任中は20期連続で増収増益を達成させました。

1994年度に279億円だった売上を2013年には4478億円の約20年で16倍に、営業利益は22億⇒280億と12倍以上に成長させました。

そんな功労者である才津氏が退任した理由には『創業家の2人』と関係が冷え込んだと見られている様です。

サンドラッグは株式の4割を創業家が保有するオーナー企業です!

創業者の多田幸正氏の息子である直樹氏と高志氏が会社に入っており、直樹氏は取締役管理部長・高志氏は取締役に就任しています。

サンドラッグは、才津氏と創業家との関係冷え込みを否定している様です。

サンドラッグは「(才津氏と創業家との関係が冷え込んだということは)まったくございません」と完全否定する。引用:東洋経済ONLINE

ですが、業界関係者から見れば、実状は関係冷え込みによるものだと見られている様です。

関係冷え込みの要因は業績が要因?

才津氏が辞任(退任)にいたった理由にはサンドラッグの業績鈍化があるのではと言われています。

  • 2013年に売上高2位⇒2020年には4位に転落(5位との差もわずか)
  • 2009年にダイレックスを子会社化した後は大型買収がなく出店数で競合に遅れをとっていた

また、調剤薬局の併設率が競合と比べて周回遅れとなっていました。

とくに厳しいのが調剤薬局だ。サンドラッグが展開する1216店のうち、調剤の店舗はドラッグストア併設型と門前薬局(病院に隣接する調剤専門薬局)を合わせた103店(2020年度末)。全店に占める調剤併設率は1割にも満たず、併設率が8割目前のウエルシアなどと比べると”周回遅れ”だ。引用:東洋経済ONLINE

いち消費者から見れば、ドラッグストアがどんどんできているなぁ。。くらいしか思っていませんでしたが、業界の中では、出店数の遅れや、病院に併設する調剤薬局を作れているかなど、かなり激しい戦いが繰り広げられおり、サンドラッグは少し乗り遅れていた部分があった様です。

才津達郎の経歴

名前:才津達郎

生年月日:1948年生まれ(73歳)

出身:長崎県

学歴:長崎県立五島高等高校卒業⇒1973年4月にサンドラッグへ入社

経歴:1976年7月⇒取締役営業部長⇒1985年4月常務取締役⇒1987年11月専務取締役⇒1993年6月代表取締役専務⇒1994年10月代表取締役社長⇒2013年8月代表取締役会長⇒2021年5月辞任

約48年間サンドラッグに勤めていた事になります。

また、様々な役職を経験され、社長・会長と就任され実績を出されています。

サンドラッグは1957年に創業されていますが、才津氏がもたらしたものとても大きなものであったと思われます。

会社が大きくなればなる程、舵取りは難しくなってくるのだと思われます。

その中で、創業者や株主との意見にズレが生じてきていたのかもしれません。

才津達郎の年収

2017年~2018年医薬品業界の役員報酬ランキングになりますが、才津氏の名前が33位に入っています。

『1億1800万』となっています。

過去の年も、何度もランクインされており、毎年1億円以上の報酬はあった様です。

現在の資産はどのくらいなのでしょうか?

数十億ある事は間違いないと思われます。

現在、73の才津氏。

今後は、少しゆっくり過ごされるのかもしれないですね。