ミナミジサイチョウがいつから絶滅危惧種になったのかや、なぜ絶滅危惧に追い込まれてレッドリストになったのかを調査してみました。
では早速、いつから絶滅危惧種になったのかを見ていきましょう!
ミナミジサイチョウはいつから絶滅危惧種になった?
ミナミジサイチョウはいつから絶滅危惧種になったのでしょうか?
結論から言うと、ミナミジサイチョウは、2010年から絶滅危惧種だと評価され、自然保護団体の国際自然保護連合(IUCN)のIUCNレッドリストに掲載されているようです。
IUCNが過去に公開したミナミジサイチョウのレッドリストの評価は、1988年から2000年頃までは、レッドリストに該当せず、絶滅のリスクは低いと評価されていました。
しかし、2004年頃から2009年になると、絶滅のリスクに軽度の懸念が生じ、2010年から2016年になると、Vulnerable (VU)という絶滅危惧Ⅱ類のレベルに達してしまい、絶滅する危険が増している種という扱いになってしまいました。
2009年までは絶滅危惧のリスクが低い一番下のランクにいたのが、2010年からは、三段階上のレベルにランクアップしてしまい、絶滅のリスクが高まってしまったということですね。
そして、2015年の調査では、ミナミジサイチョウの生息地である南アフリカや、レソト、スワジランド、ナミビア、シモンズと言った地域では、絶滅危惧Ⅱ類(Vulnerable 、VU)の1つ上にあたる、絶滅危惧ⅠB類(ENDANGERED、EN)としてリストされていたそうです。
絶滅危惧ⅠB類は、その上のIA類ほどではなけれど、近い将来、野生で絶滅する危険性が高い種を指し、絶滅危機の恐れがあることを表しています。
2015年にミナミジサイチョウの生息地のアフリカ大陸南部では、ミナミジサイチョウがレッドリストに登録されて以来、最も絶滅リスクが高い絶滅危惧ⅠB類にランクアッしてしまったそうなので、2016年に一つ下のランクの絶滅危惧Ⅱ類にランクが下がったといっても、まだ安心はできない状況ですね。
ちなみに、ミナミジサイチョウの学名である「Bucorvus leadbeateri」の読み方は、「ビューコービス リードビーテリー」と読むそうです。
そして、ミナミジサイチョウの英語表記は、「Southern Ground Hornbill」で、読み方は「サウザン グラウンド ホーンビル」というそうです。
では、次にミナミジサイチョウはなぜレッドリストになったを見ていきましょう!
ミナミジサイチョウはなぜレッドリストになった?
ミナミジサイチョウはなぜ絶滅危惧に追い込まれてレッドリストになってしまったのでしょうか?
ミナミジサイチョウは、生息地で干ばつ用の伝統的な儀式のいけにえにされたり、薬になるとのことで、地元で取引されているそうです。
ガラスに映った自分を攻撃し、窓ガラスが壊されるので、毒の餌を用いて殺処分されることもあるそうです。
また、生息地が紛争地域にあたるので地雷を踏んで死んでしまう可能性もあるそうです。
火災や暴風雨による自然災害に加え、現地の人々の農地開発や整備などで、ミナミジサイチョウの生息地や食料が減少し、ミナミジサイチョウは絶滅へと追い込まれているようです。
ミナミジサイチョウは長い距離を飛べない為、長距離移動はできないため、他地域の生息地へと移ることが出来ず、現在の生息地は減少するばかりとのことです。
まとめ
私もミナミジサイチョウがいつから絶滅危惧種になったのかが気になり、ネットで調べてみたのですが、2010年から絶滅危惧種としてレッドリスト入りをしていたんですね。
生息地も限られているようで、人による自然破壊や戦争、自然災害、昔からの伝統的な儀式のいけにえなどによって、個体数をどんどん減らしているようです。
絶滅するのを阻止するため、様々な取り組みが行われているようなので、それが実を結ぶことを祈っています。