【保存版】動画ため池・川・海・沼に落ちた子どもの命を水難事故から救う方法

ため池に落ちた子どもを救おうと父親や母親がため池に飛び込み、父子や母子ともに帰らぬ人となる事故が毎年起こっています。

釣りや水遊びを楽しむために来たため池で、悲惨な水難事故・・・。

こんな事故が万が一我が身に起こってしまった時に、とっさにどうすればいいのかをまとめました。

対策を知っているだけで、もしもの時に、我が子の命、また自分の命を守ることができるはずです。

我が身にも、他の人にも起こりませんようにと祈りの気持ちで記していきます。

ため池は危険がいっぱい

ため池での事故は、春から夏の6月から8月に多発していると農林水産省が発表しています。

また、年齢別に見ると20歳未満が全体事故の約2割ほどで、60代以降の事故が6割を超えています。若年層と老年層に多くみられるのがため池での水難事故です。

水難事故の起こる経緯としては、釣りや水遊びなどの行楽が全体の事故の3割を占め、次に自動車運転中の転落が3割弱占めています。

もしもため池に落ちたら、ペットボトル浮きで救助を待つ

万が一、ため池に落ちてしまったらペットボトル浮きで救助を待つことが大切です。

ペットボトル浮きとは?

ペットボトル浮きとは、2Lのペットボトルを浮き輪がわりにする方法です。

お腹の上にペットボトルをおいて、慌てず落ち着いて救助が来るのを待つ方法です。

 

ペットボトルがない場合も、同じくお腹がわを上にしてリラックスしてなるべく動かず体力を温存させておくのが大切です。背浮きとも呼ばれます。

 

実際に、この方法で海で遭難した男性が翌日救助されるというニュースもあります。

海でペットボトル浮きの練習をしている団体もありますね。いいですね!命を守る訓練です!

https://twitter.com/airaviewfm/status/889000777087238144?s=21

 

もし、ため池や海、川に落ちてしまった場合は、慌てず腹を上にして体力温存、呼吸をすることです。

もしも子どもがため池に落ちたら?

ため池で釣りや水遊びに出かける際は、泳げる子どもであれば腹を上にして慌てず待機するように先に伝えておくことが大切です。

そして、万が一の時に、紐をつけたペットボトルを持参しておくといいでしょう。

 

もしもため池に落ちた子どもが泳げない場合、親が助けに行くことになります。

その場合に大切なことは、子どもを岸にあげようとしないことです。

2人で一緒に、腹を上にして救助が来るまで浮き続けるのが良いとされています。

 

自力、補助アリで岸に上がれる段差は10cmまでと言われており、それ以上の段差だと子どもを岸にあげようとため池や川に潜った親がそのまま水没してしまうことになります。

救助が来るまで親子でひたすら浮く、これが自分の我が子の命を救う行動になります。

それでも、ため池に行くのならライフジャケットを

できればため池での釣りや水遊びはするべきではありません。

ため池は一度落ちると、自力では上がれない構造になっているからです。

人がため池内に落ちること、いることを想定して作られていません。

万が一、ため池に人が落ちた場合のために、ため池管理事務所が落ちた人が助かるようにネットをつけたり、浮き輪を常備している場所もありますが、まだ全てのため池で常備されているわけではありません。

 

我が子の、自分の命を守るために、もしもため池に行くのなら、また川や海遊びをするのならライフジャケットを着て遊ようにしましょう。

命を守る背浮きの手順

 

着衣で水に落ちた場合は、息を吐かずに速やかに「背浮き」の体勢をとります。

  1. 両手で水をかきながら、体が水面に対して水平になるように体を浮かせていきます。
  2. あおむけになり、鼻と口が水面から出たら、大の字の体勢になり、ここで初めて息を吐きます。
  3. そのまま浮いた体勢で、なるべく動かないようにして救助を待ちます。

引用元:https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_744.html

背浮きの注意点

もしもため池や海、川や沼に落ちた場合に気をつけることがいくつかあります。

それらをまとめました。

背浮きで気をつけること

  • なるべく動かず体力を温存する
  • 動くと浮いていられなくなる
  • 大声を出すと息を吐くことによって体が沈むので声をださない、叫ばない
  • 救助にため池に飛び込んでも助けようとせず一緒に浮くこと
  • バランスを取るため、両腕を万歳のように上にあげた体勢で浮く
  • 手を下げると体が水に垂直になり体が沈む
  • 浮いているときは、耳まで水につける
  • 浮いているときは、顎をあげる姿勢で
  • お腹を突き出して、体を外らせる姿勢で
  • 水面から手を出したりあげたりすると体が沈んでしまう
  • 体が保温されるので、服は着たまま
  • 浮きやすくなるので、靴は履いたまま

 

ため池に落ちた人を見つけたらできること

  • 背浮きするように言う
  • 119番に通報
  • 浮きぐやペットボトルなど、何か浮き具になるものを見つけて投げる
  • 「浮いて待て」と声をかけ続ける
  • 助けようと飛び込まない

 

もしもため池に落ちた人を見かけたら、思わず助けようと池に飛び込んでしまうかもれしません。

飛び込んだ場合にできることは、一緒になって浮いていることです。

飛び込まず、「浮いて待て」と声をかけ続けることが大切です。

海での実演ビデオ

もしも我が子がため池に落ちたら、海に落ちたら、この実演ビデオのように落ち着いて対応できるかと言われれば難しいかと思います。

万が一に備えて、日頃から背浮き、ペットボトル浮きの練習をしておくことが大切です。

感想

自分の命、子どもの命を守ることのできる知識、ペットボトル浮き、背浮きをご紹介しました。イメージトレーニングや実際に背浮き教室などに親子で通ってみるのもいいと思います。

水難事故に遭う親子がなくなりますように願いを込めて。

https://savethecinema.jp/03/2668/