李琴峰(芥川賞)の経歴や学歴を調査!台湾で15歳から日本語を学んだのはなぜ?

台湾出身の李琴峰さんが第165回芥川賞を受賞されました。

今回は、李琴峰さんの経歴や学歴、また15歳で日本語を学習され始めるきっかけなどを調査してみたいと思います。

李琴峰(芥川賞)さんの経歴や学歴を調査!

李琴峰さんは1989年12月26日に台湾で生まれました。

母国語は中国語です。

15歳から日本語を学ばれ、中国語で小説を書きはじめられます。

そして、2013年に台湾大学を卒業され、その後に来日されます。

台湾大学といえば、日本でいう東京大学のイメージでしょうか。

とても優秀な方なのだという方が分かりますね。

2015年に早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程を修了されます。

その後、民間企業に就職されたりもしますが、その後独立され、作家として、翻訳や通訳家として活動を活発にされます。

そして、2018年には日本の永住権も取得されました。

ちなみに、お名前の李琴峰さんはペンネームだそうです。

李琴峰さんこれまでの作品

芥川賞のノミネートは今回2回目で、受賞されました。

これまでに、このような作品を残しておられます。

「独舞」群像2017年6月号、単行本(『独り舞』と改題)は18年講談社刊。自訳の中国語版『獨舞』は19年台湾・聯合文學出版社刊。「流光」17年群像11月号。「ディアスポラ・オブ・アジア」17年三田文學秋季号。「セイナイト」19年群像4月号。「五つ数えれば三日月が」19年文學界6月号=第161回芥川賞候補、単行本は19年文藝春秋刊=第41回野間文芸新人賞候補。自訳の中国語版『倒數五秒月牙』は21年台湾・聯合文學出版社刊。「ポラリスが降り注ぐ夜」20年早稲田文学春号、単行本は20年筑摩書房刊=第71回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。「星月夜(ほしつきよる)」すばる19年12月号、単行本は20年集英社刊。「地の果て、砂の祈り」20年
すばる12月号。「彼岸花が咲く島」21年文學界3月号=第34回三島由紀夫賞候補。引用元:https://bunshun.jp/articles/-/47119

これまでに数々の小説を書かれ、そして受賞されてきたのがわかりますね。

31歳というお若い作家さんですから、今後の作品も楽しみですね!

李琴峰さん台湾出身で15歳から日本語学習!

今回、芥川賞を受賞された「彼岸花が咲く島」は、このようなあらすじです。

舞台はとある島国。彼岸花の咲き誇る砂浜に倒れ、すべての記憶を失っていた少女は、島に住む少女・游娜(ヨナ)に救助された。島にたどり着く以前の記憶を失っていた少女は、「宇美」と名付けられる。この島では、島の歴史を語り継ぐ女性指導者「ノロ」たちの下、自然や神々を尊ぶのんびりとした生活が営まれているようだ。特に、宇美が戸惑ったのは、島で使われる2つの言語「ニホン語」と「女語」だった。引用元:https://ddnavi.com/review/813086/a/

李琴峰さん自身が日本に来られて戸惑いながらも生活をされたように、この「彼岸花が咲く島」の少女も島で使われる「ニホン語」「女語」に戸惑います・・・。

李琴峰さんの原体験も込められた作品なのかもしれません。

読んでみたくなりました!

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表紙も素敵ですね!

どうして日本語を学びはじめたの?

一体どうして、日本語を学ぼうとされたのか?

李琴峰さんは、これまでに何度尋ねられたそうです。

そして、答えは、「ある日突然、そうだ日本語を習ってみよう」と思われたそうです。

その後、アニメソンググを歌いながら平仮名を覚え、中学生の頃から趣味が日本語と文学という学生さんだったようです。

日本語は学べば学ぶほど味のある言語だと感じた。流麗な平仮名の海に、宝石のように漢字が鏤められている。月光が降り注ぐと、海は音も無くきらきら輝き出した。引用元:https://note.com/li_kotomi/n/n01509bd352d8

日本語のことを、このように表現されています。

作家さんらしいですね。

言葉が美しいですね。

中学生から、趣味が日本語というのは面白いですし、だからこそ李さんにとって第2言語である日本語で、このような賞を受賞できたのではないかと思います。

これからのますますのご活躍を楽しみにしています!