第165回直木賞の発表がありました。
受賞したのは、佐藤 究さん『テスカトリポカ』と澤田 瞳子さん『星落ちて、なお』。
芥川賞受賞者「石沢麻依」さんについてはこちら!
佐藤究さんは、インタビューで「福岡には返せない恩がある。(受賞が)ちょっとでも恩返しになったらいいなと思う」と語っていました。
高校時代に教えていただいた担任の先生が作家の道へ導いてくださったようです。
今回は、「佐藤究のプロフィールと経歴!受賞は出身高校教諭のおかげ?大学は?結婚や家族についても!」と題しまして、
*佐藤究のプロフィールと経歴
*受賞は出身高校教諭のおかげ?
*佐藤究の大学は?
*佐藤究は結婚してる?家族についても!
このテーマで初受賞した佐藤究さんについてまとめていきたいと思います。
佐藤究のプロフィールと経歴
まず佐藤究さんのプロフィールと経歴を見ていきたいと思います。
著者名 佐藤究(さとう きわむ)
本名 佐藤憲胤(さとう のりかず)
生年月日 1977年9月13日
出身地 福岡県福岡市南区(現在、東京都新宿区に住んでいらっしゃるようです)
年齢 43歳(2021年7月現在)
出身高校 福岡大学附属大濠高等学校
出身大学 大学には行っていない
2004年 デビュー作で第47回群像新人文学賞 小説部門優秀作受賞「サージウスの死神」
2016年5月 第62回江戸川乱歩賞受賞「QJKJQ」
2018年1月 第20回大藪春彦賞受賞「Ank: a mirroring ape」
同年3月 第39回吉川英治文学新人賞受賞「Ank: a mirroring ape」
2021年5月 第34回山本周五郎賞受賞
2021年7月14日 第165回直木賞受賞「テスカトリポカ」
佐藤究さんは、1977年9月13日、福岡県福岡市に生まれました。
現在は、佐藤究という名前で執筆されていますが、以前は本名の「佐藤 憲胤(さとう のりかず)」で執筆活動をされていたそうです。
デビュー作は2004年、「サージウスの死神」。
この作品で第47回群像新人文学賞(小説部門)の優秀作に選ばれました。
デビューを華々しくかざったものの、その後10年間ほとんど売れず、郵便局のアルバイトをしながら苦しい生活を送っていたそうです。
その後、ジャンルを変えてみようと思い、2015年にゾンビ小説を書き始めたそう。
発想の転換も面白いですね!
その変更が実を結び2916年39歳の時に「QJKJQ」で第62回江戸川乱歩賞を受賞しました。
この「QJKJQ」は犬胤 究(けんいん きわむ)というペンネームで受賞されたそうです。
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執筆ジャンルを変えるときに、ペンネームも変えていたのですね!しかし、書籍発行時には佐藤 究に改名されています。
2018年にはなんとダブル受賞を!!
第20回大藪春彦賞と第39回吉川英治文学新人賞をダブル受賞されました。「Ank: a mirroring ape」という作品です。
そして2021年、「テスカトリポカ」が第34回山本周五郎賞に選ばれ、この度、第165回直木賞を受賞されました。
「テスカトリポカ」は2021年6月10日に第4版が発行されています。
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受賞は出身高校教諭のおかげ
受賞時のインタビューで「地元への恩返しをしたい」と語っていた佐藤究さん。
高校で出会った担任の井上栄治先生が佐藤究さんを作家の道へと導いてくれたような感じもあります。
ほとんどの生徒が大学進学を希望する中、佐藤究さんは進学には興味を示さなかったそう。
でもそれに対して、井上先生は佐藤究さんの意思を尊重したのだそう。
福岡市の福岡大付属大濠高校3年時の担任、井上栄治教諭(61)は、高校時代の佐藤さんについて「江戸川乱歩だか夢野久作だか、教室で分厚い文庫本を読んでいた姿を覚えている」と振り返る。
ほとんどの生徒が大学進学を目指す同校の中で、佐藤さんは進学に興味を示さなかった。
「我が道を行くタイプで、他人の意見に振り回されない芯があった」と当時の印象を語る。読書好きの井上教諭は、教え子の作品と知らないまま、デビュー作で群像新人文学賞優秀作の「サージウスの死神」を読んだ。読後、著者経歴を見ていて教え子と気づいた。
以来、校内の図書館に声をかけ、佐藤さんの作品は入れてもらうようにしている。 「
初期の作品は、読む人を選ぶ小説が多く、この後(作家として)どうなるのだろうと少し心配していた。
だが、受賞作は、新しい視点を打ち出し、社会問題や神話を取り入れるなど幅が広がっている。ここまで来るのに相当な苦労があったと思う」と思いやる。ペンネームに「究」の文字を使ったことを「彼らしい」と言い、「きっと、高校時代同様、我が道を究めていくとの思いがあるのだろう」と推測する。そして「今後もペンネームの通り、作家の道を彼らしく究めてほしい」とエールを送った。(引用元:毎日新聞)
佐藤究の大学は?
佐藤究さんは大学には進学していません。
出身高校は、福岡大学附属大濠高校です。
大濠高校は福岡市大濠公園のすぐ近くにある中高一貫校で、スポーツでも有名な学校です。
大学進学には興味を持たず、ひたすら自分の進むべき道を歩んだ佐藤究さん。
この想いを貫く姿勢が、今回の受賞につながったのでしょう。
佐藤究は結婚してる?家族についても
佐藤究さんは結婚しているのでしょうか?
調査してみましたが、結婚しているという事実は確認できませんでした。
43歳でいらっしゃるので、そろそろと思っているのかもしれまでんが、執筆活動がお忙しいのかと思われます。
ご家族は2歳年下に弟さんがいらっしゃいます。
弟さんのお名前は、鼓阿弥 義輝(こあみ よしてる)さん。本名は佐藤 義輝。
弟の義輝さんは東京を拠点にバンド活動をされていたそうですが、現在はソロ活動をされているようです。
弟さんは佐藤究さんと同じく東京都在住。
パーカショニストとして活動されていて、「生態系ビートクリエイター」と呼ばれているようです。
佐藤究さんと弟さんは、一緒にライブに出かけるほど仲が良いとのこと。
藝術的センスが抜群な兄弟ですね!
まとめ
今回は、「佐藤究のプロフィールと経歴!受賞は出身高校教諭のおかげ?大学は?結婚や家族についても!」と題しまして、初のノミネートで直木賞を射止めた福岡市出身の作家「佐藤究」さんについて調査してみました。
今後どのような作品を作り出していってくださるのか、また楽しみですね!
今回はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました!