バイオリニストの辻久子さんが、95歳で亡くなったとのことです。
若い人は辻久子さんのことを知らないという方も多いと思いますが、戦前から活躍されている方で、業界ではかなり有名です。
今回は、
- 辻久子さんの現在・過去
- 辻久子さんの功績
- 辻久子さんのストラディバリウスのエピソード
- 辻久子さんの家族について
まとめていきます。
辻久子の今現在は管楽塾の塾長?最近は何してた?
辻久子さんは、90年代に若手を育てるための管弦塾を創設し、塾長となりました。
現在はご高齢のため、塾長は辞任されていたとは思いますが、60代になっても塾を創設されたりなど、継続的に活動されていたようですね。
辻久子の過去の功績について
辻久子さんは、6歳からバイオリンをはじめ、12歳で毎日音楽コンクールの1位に輝きました。
お父様と一緒にバイオリン人生を歩まれて、毎日放送『弦鳴りやまず』で、辻さんの半生がドラマ化されたこともありました。
教育委員会での活躍や、地元に記念ホールが建てられるなど、地元の文化の発展にも寄与した方です。
辻久子は自宅売却でストラディバリウス購入?!
辻さんは、お父様と協力して、自宅を売却して3500万円のストラディバリウスを購入したことでも有名です。
ストラディバリウスは、バイオリンの王様的存在で、イタリアのストラディバリ父子3人が作製したバイオリンを指します。
特に、17~18世紀につくられたものを指すようですが、辻久子さんは3500万円もの高価なストラディバリウスを手にされたんですね。
現在、その価値の上昇はとどまるところを知らず、何億円・何十億円も値がついているものもあります。
辻さんが購入されたのは1973年ですので、まだ物価も違いますので、安く感じますが、実際には辻さんが選ぶだけのことはあり、かなりの名器だったのでしょう。
辻久子の夫や家族は?
父親は、宝塚少女歌劇管弦楽団のコンサートマスターという音楽家庭で、その影響で音楽を始められたようです。
なお、夫は坂田義和さんで、辻久子さんとはずっと連れ添っておられたようです。
今回の辻久子さんのお葬式も、坂田義和さんが勤めました。
辻さんは、坂田さんについて、こう語っています。
結婚して45年の夫・坂田義和は陰になり陽なたになり、一音楽家の私を支えてくれた。札幌郊外に建てた家には、24畳の広さで4㍍近い天井を持つ特別しつらえの音楽室がある。ゴルフ場や森に囲まれた閑静な場所で存分に音楽に打ち込ませてもらった。
なお、お二人の間にお子さんはいないようです。
まとめ
バイオリニストの辻久子さんについて、現在・過去のエピソード等調査しました!
ストラディバリウス購入のエピソードなんかは、音楽家としてカッコ良すぎますね。
ご冥福をお祈り申し上げます。