13代中川政七会長の経歴や学歴は?14代千石あや社長へ交代の理由は?【中川政七商店】
中川政七商店といえば、液ダレしない醤油刺しがすごく気になりますね!
商品名は「THE(ザ)醤油差しクリア80ml液だれしない」です。
中川政七商店 福岡パルコ店で思いきって購入した醤油差し(木箱入り。4千円近い)が本当にまったく液だれしなくて驚愕している。
くちばしがついていないのが不思議だけれど、それがたれない理由なのか…? pic.twitter.com/5RPkLLLegF— フクミヤサオリ (@saorikinoko25) June 18, 2018
本記事では中川政七会長(本名:中川淳)についてご紹介します。
本記事でわかることです。
- 中川政七(13代会長)の経歴について。
- 中川政七(本名:中川淳)の学歴について。
- 中川政七(13代会長)が千石あや(14代社長)に交代する理由について。
それでは本題に入ります。
中川政七(13代会長)の経歴について!
【7月8日(木)よる11時6分〜 日本の工芸を元気に!中川政七商店】
「液ダレしない醤油差し」「塩をサラサラに保つ塩壺」など、各地の工芸メーカーとタッグを組んでヒット商品を連発する #中川政七商店。創業300年以上の老舗を率いる13代目・#中川政七 が次の14代目に指名したのは意外な人物だった! pic.twitter.com/Mjsw3PR3M2
— カンブリア宮殿 (@cambrian_palace) July 6, 2021
中川政七商店代表取締役の中川政七(本名:中川淳)さん。
2016年に第13代目「中川政七」を襲名し、(親や師匠などの名前を受け継いで自分の名前とすることです。)現在は中川政七としてご活躍されています。
中川政七商店とは?
梅雨時期のおうちふきん、臭ってませんか?
食器拭きとして使っている「花ふきん」。1週間経ってもまったく臭いません。ふきんが臭わないその秘密を教えます!読みものはこちら:https://t.co/d0xy16OpMq#中川政七商店 pic.twitter.com/r5dKFY4X2c
— 中川政七商店 (@nakagawamasa7) July 4, 2021
中川政七商店とは、1716年(享保元)創業。
奈良晒(ならざらし)を代々扱ってきた奈良の老舗です。
奈良晒(ならざらし)とは、麻の生平(きびら)をさらして真っ白にした高級な麻織物です。
僧侶の法衣として使われて、18世紀に最盛期を迎えますが、他の産地の織物に押されるようになってしまいます。
さらに、明治に入ると、顧客である武士を失って、衰退してしまいます。
ところが、ここから復興劇が始まります!
奈良晒を守り、復興に尽力したのは、9代10代で、1925年のパリ万国博覧会に、奈良晒を出展。
11代の中川巌吉は一貫して機械化を選ばないことを選択し、生産拠点を海外に移して、昔ながらの手積み手作りの製法を死守します。
12代の中川巌雄は、作動具全般を扱う卸へと事業を拡大し、1985年に「遊 中川」という麻小物の小売を立ち上げます。
2002年、13代の中川淳(本記事の主役になる人物で襲名した中川政七です。)が入社後、新ブランドを立ち上げて、直営店の開発に取り組みます。
2008年、中川淳(襲名した中川政七)が13代社長に就任し、コンサルティング事業の開始や、新ブランド「中川政七商店」を発表し、合同展示会「大日本市」を開催するなど、革新的な新規軸を打ち出します。(スゴいです!)
2018年3月には、14代社長に千石あやが就任します。
千石あやさんは、初めての中川家以外の社長です。
千石あやさんが就任した理由は後述します。
中川政七(13代会長)の経歴について「第二の創業」
13代会長である、中川政七さんは前述した通り、2008年に社長に就任し「中川政七商店」を創設し。
2018年に会長に就任しています。
テキスタイルブランドの「遊 中川」と日本の土産ものを扱うブランド「日本市」に加えて、機能的で美しい暮らしのツールを扱うブランドとして「中川政七商店」
私たちが抱く「中川政七商店」のイメージの多くは、この3本柱が確立されて以降のものであるようですよ。
卸→製造小売(SPA)この改革を行なったのが、この13代会長である、中川政七さんです。
中川政七会長は、2015年に「アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー」のファイナリストにも選ばれており、これら一連の改革は、「第二の創業」と呼ぶのにふさわしいものであったとされています。
- 200o年:富士通入社(家系を継ぐ前に別企業で学びたかったため入社?)
- 2002年:株式会社中川政七商店に入社
- 2008年:株式会社中川政七商店代表取締役社長に就任
- 2009年:コンサルティング事業(業界特化型)を開始する。
- 2015年:ポーター賞受賞
- 2016年:第13代「中川政七」を襲名・日本イノベーター大賞優秀賞を受賞
- 2018年:株式会社中川政七商店代表取締役会長に就任
中川政七(本名:中川淳)の学歴について!
— 中川淳改め、中川政七 (@jun_nakagawa13) July 7, 2019
中川政七(中川淳)会長の学歴です。
- 出身大学:京都大学法学部
- 出身高校:東大寺学園高等学校
京都大学でも、文学部の中のトップである「法学部」は、インテリ芸能人として名高い、ロザンの宇治原さんがご卒業した学部でもありますね!
経営に携わっている方なので、経営学部かと思いきやそうではなかったのですね。
現在、公開されているプロフィールです。
- 名前:中川政七(なかがわ まさしち)
- 本名:中川淳(なかがわ じゅん)
- 誕生年:1974年
- 年齢:46歳
- 出生地:奈良県
- Twitter:@jun_nakagawa13
中川政七(13代会長)が千石あや(14代会長)に交代する理由とは?
享保元(1716)年創業の奈良の老舗が十四代社長に初めて中川家以外のひとを選んだとのこと。しかも女性
— 確率 (@oboyu) January 7, 2019
中川政七(13代会長)が仙石あや(14代会長)に交代する理由は、結論から申しますと、
新興企業が直面する成長のための社長交代でもあったようです。
前述もしましたが、初めての中川家(創業家)以外の社長(会長)就任に、千石あやさんは、
「ありえない」
そう思ったようで、その理由は、ご自身が経営者タイプだとは思っていなかったからだそうです。
しかし、13代会長中川政七さんは、カリスマ経営者からカリスマ経営者へのバトンタッチならば、『自分のコピー』を期待したかもしれないが、
今回のバトンタッチは、『自分のコピー』目的ではなかったということです。
では何かというと、
トップダウンからチームワークというのが大きなキーワードだったようです。
13代会長中川政七さんは、
いい企業文化はトップダウンでは作れない。
一人が引っ張るのではなく、個々の戦闘能力をあげて、みんなで遠くへ行くんだということに気づき、このバトンタッチをすすめたとのことなんですね。
千石あや(14代会長)のプロフィールや学歴
千石あやさん(14代会長)の3つのキーワードからご紹介します。
- ものとして丁寧であること。
- 使い手にとって気が利いていること。
- 作り手が誇りをモテること
14代会長の千石あやさんは、特に3つめが、うちらしい考え方としているようです。
では、千石あやさんのプロフィールをご紹介しますね。
- 名前:千石あや
- 出身地:香川県
- 父親:香川県の医者
- 誕生年:1976年生まれ
- 最終学歴:大阪芸術大学
- 職歴:大手印刷会社に入社、デザイナー、制作ディレクターとして勤務。
千石あやの経歴
千石あやさんは、2011年に、中川政七商店に入社します。
千石あやさんが入社したのは、13代、中川政七(本名:中川淳)が新ブランド「中川政七商店」を発表の3年目にあたりますね。
中川政七商店に入社後は、小売課スーパーバイザー、生産管理課、社長秘書、商品企画課課長、minoのコンサルティングアシスタント、山のくじら舎のコンサルティング、「遊 中川」ブランドマネージャー、ブランドマネジメント室室長を経験したのちに、前述した通り、2018年3月に、社長就任します。
中川政七(本名:中川淳)まとめ!
中川政七商店で作っている暮らしの道具のようなものは、機能だけを考えれば、100円ショップにもあったりするものもあるのだそう。
確かに、この値段を出すのなら(例えば、液ダレしない醤油刺しとか。)100円ショップでいいんじゃない?と思われる人がいるかもしれませんね。
しかし、どういう工程で、何をいいと思ってそれを作っているのかを丁寧に伝え、
かつ、技術の進歩や効率の追求を否定しているわけではない「中川政七商店」のスタンスがブレないのは、
300年前に創業した「奈良晒」の問屋さんが、一貫して『日本の工芸を元気にする!」というビジョンと『こころば』という心構えの10カ上があったからなのではないでしょうか。
- 正しくあること
- 誠実であること
- 誇りを持つこと
- 品があること
- 前を向くこと
- 歩み続けること
- 自分を信じること
- ベストを尽くすこと
- 謙虚であること
- 楽しくやること
今回は、13代中川政七会長の経歴や学歴。
14代千石あや社長へ交代の理由についてまとめてきました。
刺さる言葉が多すぎて、こんな素敵な方々の執筆に励めたことに、
喜びと感謝の気持ちを添えます。
液ダレしない醤油刺しがすごく気になりますが、
「THE(ザ)醤油差しクリア80ml液だれしない」購入を前向きに考えます!(笑)
今回の記事はここまでとさせていただきます。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました!