ロッキンを中止させた茨城県医師会!日本医師会の闇利権!やりたい放題とは?

ロッキンを中止させた医師会の闇利権!やりたい放題とは?

ロッキング・オン・ジャパン(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021)』(通称:ロッキン)開催中止を発表しました。

茨城県医師会等からの中止要請を受け事務局は「断念するしかない」と決断しました。

中止要請を行った茨城県医師会はロッキン事務局に向けた中止要請書を公開していましたが、ロッキン側が開催を断念した時点でその要望書を削除しました。

正当な理由としてロッキン事務局に宛てたはずの要望書を即座に削除した茨城県医師会は、何故公開文書を削除する必要があったのでしょうか?

後の世に残しておきたくないという証拠隠滅とも言える行為に、ロッキンを楽しみにしていたファンからは疑問や非難の声が上がっています。

日本医師会のコロナ禍におけるやりたい放題とも言える数々の不祥事や、医師会が持つ闇の利権について調べてみました。

ロッキン中止の理由は?

7月2日に茨城県医師会などから中止要請があり、開催する場合でも「更なる入場制限措置等」と「観客の会場外での行動を含む感染防止対策」を要請されました。

この追加措置の要請についてロッキンの事務局は対応することが出来ず、1年かけて準備してきたフェスティバルは中止に追い込まれました。

予定されていた「ロッキング・オン・ジャパン」公演内容

  • 音楽フェスティバル名:『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021』
  • 開催日:2021年8月7~9日&14~15日
  • 会場:茨城・国営ひたち海浜公園

【主演者】
8月7日(土)
King Gnu、Cocco、櫻坂46、SUPER BEAVER、the HIATUS、宮本浩次、UNISON SQUARE GARDEN、WANIMA、藍色アポロ(RO JACK for ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2020優勝アーティスト)

8月8日(日)
ASIAN KUNG-FU GENERATION、[Alexandros]、KANA-BOON、sumika、BiSH、My Hair is Bad、マカロニえんぴつ、YOASOBI、The Shiawase(RO JACK for ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2020優勝アーティスト)

8月9日(月)
あいみょん、サンボマスター、10-FEET、東京スカパラダイスオーケストラ、NUMBER GIRL、back number、マキシマム ザ ホルモン、ももいろクローバーZ、あるゆえ(RO JACK for ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2020優勝アーティスト)

8月14日(土)
UVERworld、THE ORAL CIGARETTES、KEYTALK、きゃりーぱみゅぱみゅ、キュウソネコカミ、ゲスの極み乙女。、フレデリック、RADWIMPS

8月15日(日)
クリープハイプ、サカナクション、Fear, and Loathing in Las Vegas、04 Limited Sazabys、MAN WITH A MISSION、ヤバイTシャツ屋さん、LiSA、Little Glee Monster、あれくん(RO JACK for ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2020優勝アーティスト)

茨城県医師会がロッキン事務局に向けて提出した要請書

以下に要請書内容を伝えている方のTwitterをご紹介します。

【2021年7月7日 21時25分追記】
茨城県医師会の公式ページから削除された要望書が2021年7月7日16時45分前後に再掲されていました。

以下の茨城県医師会サイトで見ることが出来ます。

茨城県医師会公式ページへ

巨大な利権組織である日本医師会の概要

日本医師会とはどのような組織なのか?

また医師が日本医師会に加入する条件とは何かを調べてみました。

日本医師会とはどのような組織?

日本医師会は1916年北里柴三郎氏らによって設立された組織ですが現在、約17万3000人の医師が加入しています。(2020年末時点)

日本の医師は約32万人いますから約半数の医者が加盟していることになりますね。

政界への圧力団体としても有名で、かつては日本遺族会全国特定郵便局長会と並ぶ自民党の三大支援団体と呼ばれていました。

現在は「全国17万の開業医の待遇などを守る利権集団」と呼ばれています。

日本医師会の下部組織とも言えるのが全国都道府県にある地方医師会です。

今回のロッキンを「更なる入場制限措置等を講ずる」「観客の会場外での行動を含む感染防止対策に万全を期す」との要望を追加し、事実上の開催中止の要請を行った茨城県医師会が都道府県医師会にあたります。

そして各都道府県の下部組織として市区町村レベルの医師会があります。

会員の多くは開業医であり中川日本医師会会長は「開業医の代表」といえる立場にあります。

医師が日本医師会に加入する条件とは?

医師が日本医師会に加入する条件を東京都中央区の医師会を例に調べてみました。

中央区の医師会ホームページでは

「他地区と比較し、入会金や会費が格安です!」

と謳っています。

その詳細を見ると

  • 中央区医師会の入会金は正会員(60万円)
  • 更に年会費が(12万円)

よって合計72万円かかります。

しかしこれだけには留まりません。

  • 中央区の上部団体にあたる東京都医師会(会費約8万円)
  • 更に上部団体の日本医師会に加入することを求められます。(会費12万6000円)
  • また日本医師会の政治組織である日本医師連盟への参加も勧められます。(年会費約5万円)
  • その他、部会費や負担金等の雑費が求められます。

全てを合計すると最低でも100万円近い初期費用がかかります。

日本医師会がむさぼる利権とは?

日本医師会は、主に開業医の病院経営のために活動する団体です。

そのために日本医師会の幹部は与党である自民党、そして総理大臣まで親しくなるように日々図らい「診療報酬」を引き上げてもらうことが目的なのです。

言い換えれば、国民が負担している健康保険料や医療費から少しでも多く我が物とすることが重要なのです。

一方、自民党は日本医師会の要望を叶える代わりに選挙の為の資金援助集票を頼む訳です。

お互い持ちつ持たれつの関係にあると言えますね。

献金については日本医師会が直接自民党に渡す訳ではなく、間に「日本医師連盟」という団体が設立せれており、そこを通して行っています。

2019年の政治資金収支報告書をもとに計算すると、日本医師連盟は、自民党への政治献金窓口となる「国民政治協会」に計2億円を寄付していている。

加えて、組織内候補である羽生田俊参院議員に計1億1000万円、

同じく自見英子参院議員に計900万円を寄付。

他にも、安倍晋三前首相に計100万円、

麻生太郎副総理兼財務相に計100万円を寄付。

この年の自民党議員に対する寄付及びパーティー券代を含めると、日本医師連盟から自民党側に渡った金額は少なくとも5億円に上った。
(週刊文春:2021/05/27日発売号からの引用)

開業医が医師会に加入して得られる特権

開業医が医師会に加入する1つ目の目的は「医師国保(本人だけでなく家族や従業員も加入可能)」です。

一般自営業者が加入する国民健康保険に比べて格安なのです。

また日本医師会の下部組織である市区町村医師会に入れば会員同士で相談して「休日当番医」制度を設けることが出来ます。

その他にも産業医・学校医・保育園嘱託医などの案件仲介に応募出来たり、開業医向けの勉強会などにも参加出来ます。

コロナ禍で儲けた日本医師会所属の開業医

多額の入会金を払って医師会に入会した開業医は、当然その見返りを求めます。

コロナ禍において東京都の医師会は小池百合子知事に働き掛け、高齢者ワクチン接種を担う診療所等に対し、都から1日につき17万5000円の協力金を支払うことを表明させました。

医師会に入会していない開業医への嫌がらせ

東京都中央区にある「ヘルス・マネジメント・クリニック」の院長である行松伸成氏が、週刊文春:2021年6月3日号で以下のように述べています。

「当院では東京都の要請に基づいて、医療従事者向けのワクチン接種を行っています。

次に高齢者向けの接種を行うべく、先日、中央区保健所にオンラインで申請をしました。

ところが、時間が経っても何の連絡も来ないため、5月20日に保健所に電話をしたところ、医師会所属のクリニックじゃないと認められない、との返答でした」

「国の方針として接種数を増やそうとしている中で、接種実績のあるクリニックを除外する意味が理解できません。

確かに私は医師会に入っていませんが、医師会所属の病院を優先するワクチンの“囲い込み”が起きているのであれば、許しがたい話です」

週刊文春の取材に対して実名の報道でも構いませんとして応じられた、上述の内容はとても衝撃的な内容でした。

一刻でも早く高齢者をはじめ全国民のワクチン接種を行う緊急の事態です。

しかし「医師会」所属の開業医にしかワクチンを融通しない市区町村の自治体にまで、医師会の力が及んでいることに恐怖と怒りを感じざるを得ません。

中川俊男日本医師会会長の好き勝手やりたい放題

日本医師会の中川俊男氏の不祥事を以下にまとめてみました。

  • まん延防止等重点措置(まん防)が適用されている最中の4月20日に「発起人として政治資金パーティーに参加」と報じられました。
    (週刊文春:2021年5月20日号)
  • 「3密の回避」「我慢のお盆休み」を自ら呼び掛けていた2020年8月に、女性同伴で“寿司デート”を楽しんでいたと報道されました。
    (週刊新潮:2021年5月27日号)
  • 「寿司デート」で同伴していた女性は医師会の職員であり、中川会長の情実人事で「年俸1800万円」という『医師会一番の高給取り』”になりました。
    (週刊新潮:2021年6月3日号)

【まとめ】中川俊男日本医師会をトップとする医師会の末路

今や日本医師会は、

「日本医師会=医師の好待遇や既得権益を守るための利権集団」

という構図が成り立つ日本最大の圧力団体です。

もはや遅々として進まない日本の新型コロナ対策の足を引っ張っているとしか言えない組織となっています。

国民に自粛を呼びかける一方で、自分自身は政治資金パーティーや寿司デートをしてネットでは大炎上です。

医師会の会長や同会の各都道府県幹部に就任する医師は高齢化しており、若手開業医からの信頼も薄れています。

また医師会に参加しない開業医も増えているのが実情です。

近年の国会での医師会の政治力も低下しており、日本医師会の行く末には陰りが差しているようです。

以上、ロッキンを中止させた茨城県医師会の要請問題、日本医師会の闇利権、中川俊男会長のやりたい放題の行いについてまとめてみました。

最後までお読みいただき有難うございました。