フジイチカコ 電気代0円生活を送る主婦の日常とは?家族や仕事は?

ソーラーパネル

電気代0円主婦フジイチカコさん。ソーラー女子としても有名です。

いったいどんな生活をおくっているのかな?

家族はどうしているの?仕事は何?と気になるところがたくさんあるので、調べてみました。

 

フジイチカコさんの日常生活

フジイチカコさんは東京都立川市の団地住まいです。

朝起きると、暖房代わりの炭をおこします。
ガス台で炭に火をつけ、炭用バケツに移します。
2時間は炭が燃え、エアコンをつけるよりも節約になるとか。

この炭で、フジイチカコさんは朝ごはんのパンケーキを焼いていました。
その後、水の入ったやかんを炭火の上に置き、お湯を沸かして加湿器の役割も持たせています。

日中はベランダのソーラーパネルで発電し、日々の電気をまかないます。

第二種電気工事士の資格を持つフジイチカコさん宅のベランダには、
4枚のソーラーパネルが設置されており、1時間に300W発電しているそうです。
1日5時間当たるとして1500Wの電力をバッテリーに充電しています。

これによって、電気代0円を実現しつつ、家電を使用することを可能にしています。
夜間の照明や、掃除機、洗濯機などは使って、日々の暮らしを送っています。

洗濯機の利用は脱水20秒だけ!

エコな暮らしに詳しいフジイチカコさんは、洗濯もエコ。
二槽式洗濯機を持っていますが、使うのは脱水機能のみ。しかも20秒間でストップします。
あまり絞らないほうが、衣類が傷まないとか。

なぜ、脱水するだけで洗濯が終わらせられるのかというと
洗剤に秘密がありました。

フジイチカコさんの使っている、
がんこ本舗の「海へ…Step」というつけ置き洗剤はすすぎいらず!

洗濯液の中にある汚れが繊維に再付着することを防ぐので、すすぎをしなくても大丈夫なんです。
つけ置きして、脱水するだけで洗濯が完了。

これは災害時に水が少ししか使えない…ってときに役に立ちますね。

 

フジイチカコさんは
「がんこ本舗おそうじ学校認定講師」の資格も持っています。

雨の日はどうしているの?

ソーラーパネルで発電をしていると
雨の日や曇の日には、電力が不足するのでは?と思いますよね。

フジイチカコさんは、発電エアロバイクを持っていて
発電エアロバイクを漕ぐことにより、足りない分の電気を自力で作ります。
この発電エアロバイクは市販されておらず、試作品をアンティークのミシンと物々交換で手に入れたそうです。

 

しかし、現代人のほとんどが生活必需品として使っている冷蔵庫、エアコンは持っていないとのこと。
これらの家電を使わずに、どのように生活しているのか気になりますね。

冷蔵庫の代わりには植木鉢を利用?

フジイチカコさんは、冷蔵庫を持たないので、生鮮食品はその日に必要な分を、近所のスーパーで購入しています。
買ってきたものの中で、冷やしておきたい食品は、なんと植木鉢に入れているとのこと。

大きさの違う素焼きの植木鉢を2つ重ね、間に砂を入れて水で濡らしておくと、
水が蒸発するときの「気化熱」の効果で植木鉢の中は冷えた状態を保てるそうです。

これはアフリカなどの暑い国でも使われている手法です。

エアコン無しで、夏は大丈夫?

ここのところ、記録的な猛暑が続く日本の夏です。
周りからは熱中症を心配されていますが、フジイチカコさんはエアコン無しで8年目の夏を乗り切っています。
そんな暑い夏に活躍しているのが

  • ワット数の少ない扇風機をバッテリーの電力で回すこと
  • い草シーツ

  • 自作の打ち水システム「ぽたりん」

水を点滴のように落とし、蒸発する際の気化熱を利用しているようです。

フジイチカコさんの部屋は、団地の3階にあり、風通しが良いことも幸いしているようですね。

 

家族もこの生活をしているの?

「電気代0円主婦」フジイチカコさん。
主婦というからには、家族がいるんですよね?
家族はこの生活に文句言わないでいられるのでしょうか?
テレビで見る限り、一人暮らしのようですが…
調べてみました。

旦那さんは単身赴任。
こどももいます。
娘がひとりいて、2012年4月に地方への大学進学を機に家を出たようです。

そこからフジイチカコさんの節電生活は本格化。
2012年9月1日に電力会社との契約を打ち切り、
電気メーターの配線を外してもらったんだそうです。

フジイチカコさんがこんなに徹底して節電生活をおくれるのは、一人暮らしだったからなんですね。

フジイチカコさんはどんな仕事をしているの?

節電生活は、家電に頼らない分、家事に相当な時間がかかります。
専業主婦でしょうか?
お仕事をされているとしたら、どんな職業でしょうか?

フジイチカコさんの本業は織物・染色作家

フジイチカコさんの本業は織物・染色作家です。
自然素材で草木染めをしています。
「糸へんものづくり」という工房名で
ギャラリーで個展を開いたり、
百貨店の手工芸フェスティバルに出店したりしています。

仕事に欠かせないミシンやアイロンも電気を使わないという徹底ぶりです。
ミシンは足踏みミシン
アイロンは炭アイロン
骨董品を実際に使用しています。

ソーラー女子という名でTwitter発信&出版

ソーラー女子は電気代0円で生活してます!

 

まとめ

フジイチカコさんが節電生活を始めたきっかけは、2011年3月の東日本大震災。
それなりに不自由で大変だけど、災害時に困らないというのは、
とても安心感のある毎日を送れているのではないでしょうか。

この生活を発信することで、普段何気なく使えている電気のありがたさ、
電気のない生活の大変さを、世間に知らせることができているような気がします。