2022年6月6日、新潟県にある越後妻有里山現代美術館MonETの作品2点が損壊されていたことが明らかになりました。
容疑者は新潟市の私立中学校の男子生徒とのことです。
損壊された作品2点のうち1点は修復不可能とのことですが、賠償が気になります。
当然、中学生には賠償できないと思われるので親に賠償請求が行われるのでしょうか?
越後妻有里山現代美術館MonETの作品2点に破損発覚
【修学旅行の中学生 美術館作品破損】https://t.co/YgrwvoU0qd
新潟市教育委員会は6日、市内の中学生が修学旅行で訪れた新潟県十日町市の美術館の作品を破損したと発表した。破損したのは、越後妻有里山現代美術館MonET内に展示されている作品2点で、このうち1点は修復ができない状態だという。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) June 6, 2022
今回の美術品損壊について時系列で確認してみます。
美術品2点が破損された背景
越後妻有里山現代美術館の作品2点が破損されたのは2022年4月21日のことです。
今から1ヶ月半ほど前の出来事ということですが、本日明らかにされました。
越後妻有里山現代美術館の正式名称は「越後妻有里山現代美術館 MonET」というようです。MonET(モネ)は集落のことのようです。
読み方は「えちごつまりげんだいびじゅつかん」。
所在地は「新潟県十日町市本町6-1」です。
現在「越後妻有里山現代美術館 MonET」と呼ばれていますが、もともとは「越後妻有交流館・キナーレ」として今から19年前の2003年に誕生しています。
その後、2012年に「越後妻有里山現代美術館[キナーレ]」となり、昨年2021年に現在の名称になっています。
そんな美術館で事件が発生したのです。
美術館と同じ新潟県にある市立黒埼中学校の生徒による作品破損とのことです。
作品を破損した中学生は修学旅行として越後妻有里山現代美術館 MonETを訪れ、柵を乗り越えて故意に作品を破損したもようです。悪質です。
破損された作品
今回、損壊された作品2点は次の2つです。
修学旅行中の中学生が壊してしまった越後妻有里山現代美術館MonETの展示、ひとつはアルヴァ・ノトのカールステン・ニコライの作品だと知って、さらにショック…好きなので…https://t.co/ACcYSDn6tZ pic.twitter.com/sWhIXN4D5n
— 奇Kちゃん@サツゲキ応援中 (@yumeba9) June 6, 2022
- Wellenwanne LFO(カールステン・ニコライ)
- LOST #6(クワクボリョウタ)
そして、修復不可能と言われるのが「LOST #6」です。
“越後妻有里山現代美術館MonETの展示作品である、クワクボリョウタ「LOST#6」及びカールステン・ニコライ「Wellenwanne LFO」は、来場者のマナー違反による接触などにより作品が破損したため、現在、「LOST#6」は非公開となっております。”
これか、な。https://t.co/YWDqgb1JA1
— mif-4c (@mif4c) June 6, 2022
美術品破損は事故ではなく故意?
今回、越後妻有里山現代美術館の作品2点に破損発覚したわけですが、事故ではないようです。
最初、美術品が破損と聞いて、なんらかの不注意で作品が壊れたのかと思いました。
しかし、実際は違うようです。
展示されている美術品は人が手に触れられないように柵を設置されていたとのことです。
中学生は、この柵を乗り越えて作品を壊したようです。
不注意での事故であれば今回のような大事にはならなかったように思いますが、故意となれば話は別です。
今回の件は美術館が警察に被害届を提出しており捜査中とのことです。
当然、賠償が伴うことでしょう。
ただ、美術品の場合量産品ではないため同じ作品を弁償することは出来ません。
おそらく金銭での賠償ということになるのではないでしょうか?
とはいっても、作品を壊したのは中学生です。
中学生に賠償請求が行われるとは思えません。
となれば、保護者に賠償請求が行われる?
はっきりとしたことは言えませんが、未成年者の賠償は保護者である親に代理弁済の義務が発生するのではないでしょうか?
まとめ
越後妻有里山現代美術館の作品2点が中学生に破損され、1点は修復不可能とのことで、賠償は未成年者の中学生ではなく、保護者である中学生の親に暮鐘請求がされるのではないかと予想した背景についてお伝えしました。
事故ではなく故意というのが大きな問題ですね。
今後のことも踏まえ、美術館には泣き寝入りしないで欲しいですね。