いのちの電話の若い相談員不足で対応がひどい?電話がつながらない原因も一緒?

ここ最近「いのちの電話」という言葉をよく耳にしませんか?

 

最近だと、お笑い芸人の上島竜兵さんが亡くなられたことによって、報道の際には最後に「いのちの電話」が紹介されます。

 

しかし、「いのちの電話」には電話をかけても繋がらないや対応がひどいなど良くない噂も耳にします。

 

本日朝の情報番組シューイチにてこのいのちの電話について特集されたようです。

番組の中では、いのちの電話の相談員、特に若い相談員が不足していることが取り上げられたということなのですが、ネット上では「当然でしょ」というような意見が多くみられます。

 

その原因を探ってみて「なるほど」と思ったのでご紹介したいと思います。

 

いのちの電話の若い相談員不足って本当?原因は?

 

「いのちの電話」は最後の砦とも言われています。

 

命を絶とうとしている方が最後に相談に訪れる場所だからです。

 

相談者からするともうすでにかなり追い詰められていることは想像できます。

 

相談員は、相談者の思いを受け止めつつ自ら命を絶とうとしているところを止めなければなりませ。

 

素人目にも難しい仕事だと感じます。

 

若い相談員が少ないということは、命を絶とうとしている若者が多いことだと推測できます。

 

年齢の離れた相談員が相談に乗るよりも相談者と年齢が近い方が相談に乗りやすいということなのかもしれませんね。

 

しかし、この「いのちの電話」に関しては、若者が相談員となりづらい要素がたくさん見受けられます。

 

3つの視点から見ていきます。

 

相談員はボランティア

 

まず「いのちの電話」の相談員、特に若い相談員が不足する原因のひとつに報酬があると思います。

 

「いのちの電話」の相談員はボランティアだというのです。

 

 

ボランティアなので相談を受けるのも当然ですし、交通費が必要だったとしても全て自腹です。

 

普通に考えれば、若い人は定職につかないまでもアルバイトなどをして働いている人が多いと考えられます。

 

実家がお金持ちでお金を稼がなくてもお金に自由のある人であれば別かもしれませんが。

 

そう考えると、無報酬のボランティアで相談員になるという方はかなりの奉仕の精神を持っている方だと思います。

 

さらに、相談員になる若者が減る要因が次の要因です。

 

相談員になるには2年の歳月と研修が必要で自腹

 

「いのちの電話」の 相談員になるには研修が必要でさらに研修期間が2年あるとのことです。

 

 

当然ですが研修費用は自腹です。

 

これだけの時間とお金を使って相談員になる資格を得たとしてもボランティアとして相談に乗りますので無報酬です。

 

年配者と若者の相談員がいると考えた場合、誰の目にも年配者の相談員が多いのは明白でしょう。

 

時間とお金に余裕がある方しか現実的にムリ

 

ここまでお伝えした通り、「いのちの電話」の相談員になる方としては、お金を稼がなくても生活に困らない、さらに多くの時間が自由に使える形でないと難しいのではないでしょうか。

 

いのちの電話の対応がひどいや電話がつながらない原因は相談員不足?

 

これだけ大変な「いのちの電話」の相談員ですが、「電話の対応がひどい」や「電話が繋がらない」と良くない意見を耳にします。

 

ある地域の「いのちの電話」の相談に関して、次のような言葉を聞いてびっくりしました。

 

関西にある「いのちの電話」では、毎月延べ500人の相談員がいて2000件の電話を受けているとのことです。

 

 

電話を受けることができたのが2000件ですが、実際に電話をかけた人はこの10倍いるとのことなので2万人の方が電話をかけていることになります。

 

この状態から考えると「いのちの電話」に電話をしても繋がらないのは当然ということになるでしょう。

 

「電話の対応がひどい」についても、このひどいというのが具体的にどのようなことをさせているのかわかりませんが、電話をかけてくる方というのは普通の精神状態ではありませんのでマイナスなことを述べる方も多いでしょう。

 

また、同じことを繰り返される方も多いでしょう。

 

そんな時に吹いてしまった言葉がひどいと言われるのかもしれません。あくまで想像ですが。

 

これも、無報酬でやっていると考えれば少しぐらい大目に見てあげてはと思ってしまいます 。

 

それすら許されないのであれば、相談員にはならないでしょうね。

 

また、相談員を辞めたいって言う方が多いというのもうなずけます。

 

 

まとめ

 

いのちの電話の若い相談員不足がテレビ番組で注目されていたということで、その原因やネット上にあるいのちの電話に対する意見「電話の対応がひどい」や「電話がつながらない」というのも若い相談員不足の原因も一緒ではということでお伝えしました。

 

結論から言うと、同じ原因だと感じます。

 

それにしても、いのちが係わる重要な仕事がボランティアの無報酬って信じられません。

 

それでいて、研修期間が2年で有償というのも、ちょっとって感じがしてしまいます。