おたまじゃくし をカエルにする方法
おたまじゃくしに手足が生えはじめ、
さらにしばらくすると、尾ひれが吸収されて体の色が変わってきます。
この時点でエラ呼吸から肺呼吸へと変化しているため、
このタイミングで飼育に注意が必要です。
調べてみると、このタイミングに合わせて、
陸地を作ってあげないとオタマジャクシは溺れて死んでしまうのです。
そこで、うまくおたまじゃくしをカエルにする方法として、
おたまじゃくし 足が生えたら、
- 溺れないように、陸地を作る。
- 餌が変わるので準備する。
という2つに絞ってまとめてみました。
おたまじゃくしに足が生えたら
おたまじゃくしを飼って約2週間くらいすると先に後ろ足が生えてきます。
その足が、徐々にカエルのようにぴょんぴょん跳ねる力がつくくらいしっかり成長すると次に、手がニョキっと生えてきます。足が生えだして二日くらいです。
そして、徐々に尾びれ(しっぽ)がなくなり、カエルに成長していきます。
おたまじゃくし 陸地の作り方
この間の気をつけるべきポイントは、陸場を作ること、エサを変えること、そして、育ったカエルを採取した場所にかえす心の準備をすることです。
あっという間におたまじゃくしはカエルに変態します。
気を付けるべきポイントをちゃんと守って、元気なカエルへと成長させてあげてくださいね。
それぞれ詳しく解説していきます。
おたまじゃくしに足が生えたらすること①陸場を作る
おたまじゃくしは魚と同じエラ呼吸なので、水とエサさえあれば成長できます。
水は、初めは水深5~10㎝、活発に泳ぐようになってきたら少し水を深めにします。
ですが、カエルへと変態をし始めたら、呼吸法方がエラ呼吸から肺呼吸に変わり、陸に上がる準備をし始めます。
このタイミングで陸を作っておかないと、おたまじゃくしは呼吸ができずに溺れ死んでしまいます。
なので、溺れないために、石や砂で傾斜を作ったりして、陸場を作ってあげることがポイントです。
カエルが陸場に歩いて上がりやすいように、なだらかな傾斜を作ってあげること。
もしくは、水を別の入れ物にいれて浅いお風呂のような場所を作って、水槽の底は石とか砂利をひくのもありです。
そのほうが掃除がしやすいという利点もあります。
カエルの種類によっては、カエルになると主に陸だけで生活をする種類のカエルもいるそうです。
特にアマガエルは、カエルになってからはほとんど水に入ることはありません。
また、ある程度水槽の高さがないと、飛んで逃げてしまいます。
ある程度高さがある水槽に移し替えてから、陸場を作るといいでしょう。
餌が変わるので準備する
おたまじゃくしは雑食で、基本的に何でも食べます。
調べると、ごはん粒や、煮干し、パン、かつお節、茹でた野菜等も餌になるとありますが、
実際に飼ってわかったことですが、上記餌は水がすぐに汚れてしまうので、
水替えや管理が面倒になってしまったので、
金魚やメダカのエサのほうが飼育しやすかったです。
餌の種類によっても水の汚れ方が変わるので、こちらも参考にしてください。
本来は、枝や枯葉などから発生するバクテリアもエサにするので、取ってきた場所の水や土を
入れて置くと、おたまじゃくしの間は問題なく飼育できます。
ところが、変態したあとのカエルは雑食性から肉食性へと変わります。
尾びれの付け根から後ろ足が生えてき、見た目がカエルに近づいてたら、昆虫などの動物性のエサを準備する必要があります。
尾ひれが餌になる時期
両手が生えてきてからの成長は目覚ましいものがあります。
この段階に入ったら、尾びれがなくなって完全にカエルになるまでは、エサを与える必要はないです。
生存確率も別記事にまとめてます。
生きた昆虫しか食べない
子どもカエルを捕まえてきたときは、生きた昆虫しか食べないので
子どもと定期的にバッタや小さい虫を捕まえてきて食べさせてました。
近くに田んぼがあったりする環境なのでそれができましたが、
都会だとエサやりのたびに生きた昆虫を用意することは難しいですよね。
自然の中で育ったカエルは人口餌を食べません。
そのため、カエルになってからの飼育はとても難しいんです。
ただ、おたまじゃくしから飼育してカエルに成長させた場合は、
市販で売ってる爬虫類・両性類用の人口餌で育てることができます。
ただ、カエルの幸せを考えると
カエルになったタイミングで、おたまじゃくしを採取した場所にかえしてあげたほうがいいかもしれません。
おたまじゃくしの足が生えたら、
- 陸場を作る
- エサを変える準備をする
おわりに
とはいえ、おたまじゃくしの頃からひと月近くお世話をしていると、愛着も湧いてきます。
子どもは特にカエルとのお別れが名残惜しくなってしまいます。
ですので、おたまじゃくしが変態をし出した頃から、餌が変わること、
飼育を続けるのか?里帰りさせるのか?
子どもの気持ちを汲み取りながら、
子どもへの説明の準備をしておくのがおすすめです。
ちなみに、環境農林水産総合研究所によると、
ウシガエルは、外来生物法の 特定外来生物に指定され、無許可の飼育や譲渡、運搬、放流などはすべて禁じられている。
カエルの種類にもよるかもしれませんが、笑顔でカエルを元の場所に返してあげましょう。
おたまじゃくしは、生命の不思議を目の前で見せてくれる、子どもの心に残る生き物です。
この記事を参考にして、カエルまで、大事に育ててあげてくださいね。