おたまじゃくしがカエルにならない
昨年5月、キャンプに行ったときに5歳の子供とおたまじゃくしを10匹取ってきて初飼育に挑戦。
2週間もしないで見事に全滅させてしまいました。。。
おたまじゃくしをカエルになるまで飼育するって、簡単そうで難しいのかも・・・
知らないこととは言え、とても可哀想なことをしてしまいました。
そのため今年は昨年の体験を踏まえ、
なぜカエルにならないのか?
おたまじゃくしを飼育するにあたり死ぬ原因は?
そもそもカエルになる確立って?
というのを本やネットで調べて飼育し、今年は試行錯誤して1匹だけですが、無事に成長中です。
簡単ですが、まとめてみました。
おたまじゃくし 飼育しても死ぬ原因は?
水の汚れ
飼育に用いる水は、初めはおたまじゃくしを取った場所の水を利用すれば問題ありません。
その後の水換えの際は水道水を使用すれば良く、特に水質などを調節する必要はありませんが、カルキ抜きはきちんと行ってください。
カルキ抜きは、水道水を一日バケツ等に入れて、日当たりの良い場所に2日ほど放置するだけで塩素が抜けます。
急いでる場合は、水を沸騰させて、十分に冷ましてから使用しましょう。
もしくは、専用の薬剤も売ってるので購入して水に入れるという方法もあります。
あげる餌やおたまじゃくしの密度によっても、水の汚れ方の違いがあります。
水が汚れたら定期的に水替えをしましょう。
水の温度
おたまじゃくしは暑さにも弱いですが、寒すぎても育たないようです。
水温はオタマジャクシが採取できる春から初夏にかけてであれば、常温で問題ないです。
ただ、直射日光が当たる場所に置くと、水温が上がりすぎて衰弱死するリスクが高くなります。
適度に日影になるところに置いておくほうがいいようで、うちはお風呂場に水槽を置いて飼育しました。
藻には農薬がついてる可能性も
買って来た藻には農薬が付いているそうです。
藻や水草はなくても育つので、採取した場所からとってきたものを入れたほうが自然に近い状態を作れます。
酸素不足
エアーポンプは基本的には必要ないようですが、飼育容器があまりに小さいと、酸素不足になることもあります。
そのため、エアポンプを使うときは水流に注意し、ブレット酸素やO2ストーン(酸素を出す石)を代用する方法もあります。
昨年は30センチくらいの水槽に10匹入れて飼ってました。密度が高かったせいもあり、
水もすぐに濁ってしまいこまめに水替えもしましたが、2週間で全滅。
酸素不足も死因の原因だったのではないかと思い、今年は1匹だけエアポンプを使い飼育して順調に育ってます。
また餌の種類によっても水の汚れ方が変わるので、こちらも参考にしてください。
カエルになる確率って?
そもそも自然界で卵から無事に親カエルになる確率は全体の1~2%、
カエルの種類にもよるそうですが、一度に数千個の卵を産んで、そのうち孵化するのが95%だそうです。
さらに、天敵に食べられたりして、卵を産める親カエルになる確率はぐっと減ってしまうんです。
自然の世界は厳しいですね。
そう考えると、人間に飼われたおたまじゃくしは運が良ければ、カエルに変態できます。
ただ、その後もペットとして飼われるカエルはどのくらいいるのか?
は疑問です。。。
カエルになったら元の場所に逃がしてあげるのほうがいいかもしれません。
我が家では、去年の経験を活かして、今年は今にも手が生えてきそうな勢いで成長中です。
飼って2週間経ちますが、足が生えてきて
しっぽを使って魚みたいに泳ぐときもあれば、後ろ足で蹴って水中キックして移動するときもあり、
元気に育ってます。