新型コロナの持続化給付金詐欺の主犯格とされる松江大樹容疑者が逃亡先のドバイから13日に帰国し、警視庁に逮捕されました。
自称・不動産業の松江大樹容疑者(31)についてと、今回の事件をまとめてみました。
持続化給付金詐欺の概要
新型コロナの持続化給付金を総額2億円をだましとったとして東京国税局の職員らが摘発されている詐欺グループは「マイニングエクスプレス」のセミナーで知り合ったとされる投資仲間だったといわれています。
およそ200人の大学生たちを中心に個人事業主になりすまし、申請させて虚偽の確定申告書をもとに総額2億円をだましとったとして9人が逮捕、7人が書類送検されました。
詐欺グループは100万円の給付金を暗号資産、仮想通貨に投資させ2倍にする名目で送金させていました。
なぜ申請できた?
暗号資産に投資すれば個人事業主として持続化給付金の申請時に事業を仮装しやすく、2019年の仮想通貨投資事業を過去日付で取引記録を作成して、これを元に確定申告していたのではと考えられます。
また、給付金審査がおざなりだったということもあげられています。
確定申告書が真正なものという性善説にたっており国税職員がみずから虚偽記載をしていることを想定していないということ。事業収入や必要経費の中身まで給付金審査例が確認できない。という理由です。
新型コロナの持続化給付金をだましとったとして東京国税局の職員らが摘発された事件の主犯格であるとされている松江大樹容疑者は2022年2月にドバイに逃亡していました。
松江大樹の家族構成
持続化給付金詐欺で逮捕された「松江大樹」と、マイニングエクスプレスのCEO「カルロス・フジヤマ」#マルチ商法 pic.twitter.com/SGud5pnVRm
— Daisuke@資産家ニート (@richman_neet) June 13, 2022
名前:松江大樹(まつえ だいき)
生年月日:1991年2月9日
出身:大阪府大東市
出身大学:関西学院大学
松江容疑者は大学卒業後NECに入社。
そしてNEC退社後、恵比寿にレストランをオープンさせるなど実業家の道に進んでいったそう。
現在の職業は不詳。
マイニングエクスプレスという仮想通貨(暗号資産)の投資グループを運営しているとも言われています。
パっと見おっとりしていて給付金詐欺をするような人にはみえないという松江容疑者。
家族構成は妻と娘2人の4人家族のようです。
噂によると奥さんはハーフのような美女だそう。お子さんの年齢は特定できていません。
2022年2月に家族で中東ドバイへ出国。
6月13日の5時過ぎ中東ドバイからの直行便が成田空港に到着し、主犯格の松江大樹容疑者(31)詐欺の疑いで警視庁に逮捕されました。
代理人の弁護士を通じて、「13日に必ず出頭させるので逮捕しないで欲しい」という趣旨の上申書を提出していたことが分かっています。
マイニングエクスプレスとは
そもそもマイニングエクスプレスとはなんなのでしょうか?
前々から破綻されているという「マイニングエクスプレス」。
マイニングエクスプレスとは、ウクライナに本社(マイニング工場)を構えるアルトコイン専門のクラウドマイニング会社です。
投資家から集めた資金を元手に仮想通貨のマイニングとレンダリングの2つの事業を行っていました。
マイニングとは一般的には金や石油など資産を採掘する意味として使わわれてますが、仮想通貨のマイニングとは仮想通貨の取引を承認し、取引を成立させる作業のことになります。
そしてマイニングには膨大な計算が必要であり、それを実行するための高性能なパソコンを所持していなくてはなりません。
また、マシンを長時間稼働させる必要があるので、高額な電気代もかかります。
マイニングエクスプレスは電気代の安いウクライナで行う事で利益率の高いマイニング投資を実現していたとされています。
レンダリングとは、既に作成されたCGなどの作品に影や質感などを追加していく映像処理のことで、映画やゲームといった分野で活躍している技術です。
2つの事業によって発生した収益を投資家へと還元していくのが、マイニングエクスプレスが行う主な事業内容とされていました。
現段階では、マイニングエクスプレス自体がそもそも詐欺なのでは?というふうにいわれています。
真相はこれから解ってくるのではないかと思われます。
まとめ
持続化給付金詐欺の主犯格とされる松江大樹容疑者が逃亡先のドバイか13日に帰国し、警視庁に逮捕されました。自称・不動産業の松江大樹容疑者の家族構成は妻と娘2人の4人家族でした。
あわせて今回の持続化給付金詐欺についてまとめてみました。
今後、松江大樹容疑者の逮捕によってこの事件の実態がわかってくるのではないかと思われます。
何より不正受給した2億円にも上るお金の行方も気になります。