たった2時間の説明で「あなたはクビです」納得ができない

京都平安ホテル廃業の理由

廃業の理由として

市内のホテルが急増する中

平安ホテルは老朽化が進み建築時の

貸入金が約6億4千万円の目処が現状たっていない。

 

インバウンドを見込んで建てられたホテル

海外の富裕層や投資目的として

建てられたラグジュアリーホテルの開業が相次いでいる

 

2023年:デユシタニ京都

2024年:京都東山SIXSENSES

2024年:京都東山バンヤンツリー

2024年:シャングリ・ラ京都二条城

 

京都で開業されているラグジュアリーホテルは

元々は日系企業のホテルや旅館、会館や料亭だった場所を

買取ってリニューアルしたか一から作りなおしたものが多い

コロナの影響で不振の近鉄グループホールデイングスは

「都ホテル京都八条」など8つのホテルを米国の大手投資会社に売却

この先も日系企業などによる京都の不動産売却が続く

資金力豊富で合理的な外資企業にとっては

この先も京都のブランドとしての価値の魅力

中長期的視点での京都不動産投資が行われていく

 

日本の京都のホテルだけではなく

飲食店なども今後オーナーが全て

外資系企業になり

日本人が雇用されていくのが

当たり前になりつつあるのかもしれません。

 

たった2時間の説明で解雇通知

京都平成ホテル(京都上京区)

6月末での休業を決め

30人の従業員解雇を通知しました。

 

ホテルは府支部が昭和55年に設置し

客室88室

御所の西側という好立地

令和2年4月〜1年間 宿泊、療養施設として

使われていました。

 

府支部は4/26に従業員を収集して

6月末での休止と8月末から

順次従業員を解雇する予定を通知しました。

 

わずか2時間の説明だけで

解雇通知を渡された

退職の条件すら提示されていない。

「32年間勤めてたった2時間の説明でクビ」

施設の今後の活用方法は今のところ未定

 

「休業のプロセスが不透明」

「民間への事業譲渡など解雇を回避するための努力が見えない」

「どこでいつ決まったのかすらわからないまま

解雇されるのは納得いかない」

そんな声もあったようです。

 

コロナの影響で様々な業種で

事業の撤退や閉店に伴う解雇などが起こっています。

2時間の説明だけで解雇通知があったことは

事実ではありますが

 

観光業、宿泊業の情報や

ホテルでのお仕事を通して

予測し感じるところはなかったのでしょうか?

 

素晴らしい庭園や

恵まれた立地などを活かして

出来ることはなかったのかと

とても残念に感じます。

 

素晴らしい庭園のホテル

訪れる観光客を楽しませてきたホテル

 

従業員の皆様はご心痛の中にありますが

ホテルに訪れたお客様との思い出と共に

新しいスタートが出来ることを願います。

 

 

京都平安ホテルの歴史

素晴らしい庭園

ジャーナルオブジャパニーズガーデン

アメリカで発行されている

日本庭園建築専門誌の上位に入るなど

高い評価を受けている。

http://gardenrankings.com/

 

公家屋敷の庭園として

江戸時代に造られた

池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)の

代表的な庭園です。

日本庭園の作庭で名高い

小川治兵衛氏の手により改造されました。

 

庭園の中央の池には石橋が架かり

滝が流れ落ちる

四季折々の植物が

季節ごとにお庭の表情を変えて

楽しませてくれます。

http://kyoto-heian-hotel.com/

御所西 京都平安ホテル

住所:〒602-0912

京都市上京区烏丸上長者町上ル

tel: 075-432-6181

アクセス:京都市営地下鉄烏丸線 今出川駅より徒歩6分

丸太町駅より徒歩10分

最寄りバス停 一条下車徒歩2分

 

ホテルに求めるものってなんだろう?(まとめ)

個人的な感想になりますが

昔のように旅行や出張の機会が多くはないので

その分ホテルに求める価値基準って

人それぞれ変化してきているのではないでしょうか?

 

価格だけを求める選択肢も

少なくなって来ているのかもしれないです。

 

旅行に行く回数が減っている分

いっそのこと

少しグレードアップして素敵なホテルに

宿泊してみたい。

 

お部屋やお食事そしてホテルの景観

従業員さんのちょっとした気遣いに触れる

 

宿泊以外のサービス

ワーキングスペース

スイーツバイキングなんかも

多くのホテルでやっていたりしますね。

 

体験型のホテルなんかも

思い出ができて素敵かもしれない。

 

厳しいと言われている業種では

ありますが

たくさんのお客様にご利用されている

ホテルも実際にはあります。

 

環境や立地を活かして

お客様にどんなサービスができるのか?

 

過去の経験にとらわれず

時代にあった

お客様のニーズをキャッチしながら

事業を継続していくことが

大切かもしれません。